QD-7について

COMMAND   Qucik disk


QD-7
ファミコンのディスクシステムと同じ クイックディスクを採用したQD−7です。
ディスクは、2.8インチで片面で64KB、両面で合計128KBの容量で、またディスクはランダムアクセではなく、シーケンシャルアクセスとなります。
ちなみに、厳密にはファミコンのディスクシステムのディスクと、このクイックディスクでは、若干サイズが異なります。
またMSXのクイックディスクドライブは、3.5インチFDDシステムとは異なり、インタフェイス部にBIOS ROMはもちろん、ワーク用のRAMを持っているため メイン容量を減らすことがありません。なので、カセットテープメディアのソフトもそのままクイックディスク化することが簡単にできます。
当時、別のディスク方式としてMSXでの採用実績はありませんが、セガSC−3000等で採用された 3インチコンパクトフロッピーディスクがありました。
QD-7 DRIVE  ドライブ部
QD-7 DISK IN  ディスクイン!


◎内部構造
◎トップカバーを外したところ
INSIDE
◎ドライブ部
ミツミ製のドライブです。
というか、MSXのクイックディスクの場合、ほとんどがミツミ製QDM−01のOEMです。
ちなみにドライブは、ベルトドライブ方式です。
Drive
◎コントロール基板
Z80SIOを搭載しています。ドライブとの通信はシリアルで行っているのでしょうか。
CONTROL PCB
※写真をクリックすると拡大します。
◎インタフェイス基板
BIOS用のROMとワークRAM用のS−RAM MB8418(2KB)が搭載されています。
このワークRAM搭載のおかけでメインRAMの容量が減りません。
INTERFACE PCB
※写真をクリックすると拡大します。
◎ACアダプターについて
専用のACアダプターをなくしてしまった場合…
QD−7はラベルより、8.6V 3.5W(0.41A)でセンタープラスのアダプタです。
なので、秋葉原の秋月電子等で扱っている 9Vで1AクラスのACアダプターで使えます。
ただし電圧が違うため、最悪火災などの事故が起こる可能性があります。
ご利用の際は、自己責任で!
QD-7 label
<QD−7のラベル>
AC ADAPTER
<9VのACアダプター>


クイックディスク用BASICコマンド
QD−7をMSXに装着すると、次のQD用拡張BASICコマンドが使えるようになり、またファンクションキーにアサインされます。
アサインされているファンクションキー
コマンド
機能
書式
F1
_RUN    または、CALL RUN
BASICプログラムをロード後実行します。
_RUN (”QD0:ファイル名”)
※ドライブ名”QD0:”は省略可能です。
F2
_LOAD    または、CALL LOAD
BASICプログラムをディスクから読み込みます。
_LOAD ("QD0:ファイル名")
※ドライブ名"QD0:"は省略可能です。
F3
_BLOAD    または、CALL BLOAD
機械語プログラムをディスクから読み込みます。
_BLOAD ("QD0:ファイル名")
※ドライブ名"QD0:"は省略可能です。
F7
_QDKEY    または、CALL QDKEY
ファンクションキーのクイックディスク用コマンドをアサインしたり、解除したりします。
_QDKEY
F8
_SAVE    または、CALL SAVE
BASICプログラムをディスクに保存します。
_BSAVE ("QD0:ファイル名")
※ドライブ名"QD0:"は省略可能です。
F9
_BSAVE    または、CALL BSAVE
機械語Cプログラムをディスクに保存します。
_BSAVE ("QD0:ファイル名",開始アドレス,終了アドレス)
※ドライブ名"QD0:"は省略可能です。
F10
_QDFILES    または、CALL QDFILES
ディスク上のファイル一覧を表示します。
_QDFILES
アサインされいるキーはありません
_CASQD    または、CALL CASQD
カセットテープに保存されているプログラムを、クイックディスクにコピーします。
※データレコーダが必要です。
_CASQD
アサインされいるキーはありません
_QDKILL    または、CALL QDKILL
指定したファイルをディスク上から消去します。
_QDKILL ("QD0:ファイル名")
※ドライブ名"QD0:"は省略可能です。
アサインされいるキーはありません
_QDFORMAT    または、CALL QDFORMAT
ディスクを初期化し、使えるようにします。
_QDFORMAT



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