古いMSX…残念ながらFDDが読み書きできなくなって故障している場合があります… パナソニックのA1シリーズだと、ドライブベルトが劣化して切れている故障が多く、それを交換することで直る場合が多いですが、 WAVY70FDシリーズの場合は、ダイレクトドライブ方式なので、別の原因で、かなり重傷です。 ネットの世界を探すと、FDDの電解コンデンサを交換して直った例もあります。でもそれでもダメな場合があります。そのときは、FDDを入れ替えるしかありません。 WAVY70FDシリーズのFDDは、TEAC製のFD−235注1というものが使用され、34ピンコネクタの中に電源も含れ、4ピンの電源コネクタを持ちません。 (※注1:FD−235GFを使用している場合もあります。4ピン電源コネクタは実装されてますが、WAVY70FDシリーズでは使用しません) 同じものが手に入れば、特に大きな問題がないのですが、古いためほぼ入手不可能です。 そこで、DOS/VのFDDを流用することも考えるのですが、34ピンコネクタに電源が含まれ4ピン電源コネクタを持たないので、 通常のDOS/V用FDDとはインタフェイスが若干異なります。なので簡単にはいきません。そこで… |
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ということで、今回は、Y.E DATA製のYD−702B−6036B Dというものを使います。 ※最後の型番『D』はとても重要です! 一部情報では、この型番のものは、FM−TOWNSに使われているものと同じらしいです。 このFDDは、FD−235F同様に34ピンコネクタに電源が含まれるため、そのままWAVY70FDシリーズのFDDとして差し替えて使うことができます。 ※赤丸のところに電源コネクタがないところに、注目!! ただ、このFDDも2009年現在、かなり手に入りにくいですが… |
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FDDをWAVY70FDのFDDブラケットに取り付け、逆差ししないように注意しながら34ピンコネクタを差します。 FDDはこれだけでOKですが、ここで1つ問題があります。 もともと付いていたFDDと、今回取り付けたYD−702B−6036B Dとは、イジェクトボタン等の位置が異なるので、若干フロントパネルの加工が必要です。 |
フロントカバーを外し、フロントカバーから、連射コントローラ・ポーズボタン基板を外します。 |
加工箇所は、赤で囲っている2カ所です。 フロッピーディスク挿入口のところは、2〜3mm削ってください。これを忘れると、フロッピーディスクが、引っかかり取り出しづらくなります。 |
イジェクトボタンのところは、写真の用にカットしてください。これで、YD−702B−6036B Dのイジェクトボタンが収まり、押せるようになります。 あとは、フロントパネルを元に戻して、加工作業を完了します。 |
本体側も、34ピンコネクタを逆差ししないように、差します。 あとは、元に戻します。 |
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このようにすっぽり入ります。 ちなみに、アクセスランプが光らなくても失敗ではないので。 |
WAVY70FDシリーズで使用されているFD−235GFです。 |
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型番ラベル |
ディップスイッチの設定 |